大学案内
College Information
建学の精神に基づいて、周囲の人々とよい関係を築きながら自立した社会人として成長していくことを目指し、毎年、学生と教職員の中からプロジェクトチームを結成します。
そして人として身につけたい徳、たとえば他者を思いやることができる人になること、周りの人と協力して何かをやり遂げたり完成したりする力を養うことなどについて、具体的な行動目標を立案します。
それを、学校全体が一つになって実行し、イベントなどによって表現していくこともあります。
教育プロジェクトの活動は、その年のストレンナ(全世界共通のサレジオ家族年間目標)を基に、行動目標を決めて活動を進めていきます。2023年度のストレンナは「社会のよきパン種となろう」でした。“パン種”という言葉からイメージを広げるのに苦労しましたが、それぞれに受けとめたパン種が豊かにふくらんでいく喜びを味わえるよう祈った1年でした。
2023年度の行動目標
ミーティングの様子
2023年度教育プロジェクト委員
学年末の修礼にて一年間の振り返りの発表
2022年度は、専攻科、2年生、1年生各2名の計6名で活動しました。2020年は活動停止、2021年は委員こそ名乗りを上げてくれましたが実質的な活動はできずで、昨年2022年度が活動再開・復活の年となりました。
2022年度の活動目標を決め、ポスターによる呼びかけを行い、学年末にその振り返りを行いました。
2022年度の行動目標
行動目標のポスター作り
制作して学内に貼ったポスター
一年間の活動の振り返りについて学年末の修礼にて発表
コロナ感染により授業以外の活動ができなくなっている中、教育プロジェクトの活動も昨年度より停止したままです。昨年度は活動をリードする委員の選出すらできませんでしたが、今年度はこれだけの学生達が委員に立候補してくれました(写真)。全学年が一堂に会することがない(対面授業で登校はしますが学年が分散しての登校です)ので1枚の写真に収められませんでした。1枚に納められる日が来るのが待ち遠しいです。
2022年のストレンナ(全世界共通のサレジオ家族年間目標)は『強いられてするのではなく 愛をもって なにごとも行う』です。ここからどのようなテーマが生まれるか、また活動が花開くのか、ご期待ください。
2019年度学生の「教育プロジェクト」は、以下のテーマを掲げ実施されました。
信頼関係~あなたにとって笑顔になる瞬間とは
2019年度の活動について
2019年度は、専攻科2名、2年生4名、1年生4名の計10名で活動をスタートしました。
5月に行われた第1回集会で、委員長、副委員長の専攻科生が中心となり、今年度のテーマを検討し、活動を開始しました。前期は、目標のポスターを作成し、学内に広める広報を行いました。
後期には、本学の設立母体サレジアンシスターズのローマ本部の視察担当のフィリスシスターが来学した際、歓迎のカード、花束、献金を贈呈しました。
2018年度学生の「教育プロジェクト」は、以下のような目標で実施されました。
~Amore~
友達と助け合おう
学園祭のメッセージ
学生教育プロジェクト委員長より
皆さんこんにちは。教育プロジェクト委員会です。
私たちは、今年専攻科2名、2年生2名、1年生5名の計9名で活動してきました。限られた時間の中で、何度か会議を重ね、今年のテーマである「星美スタイル2018~Amore~友達と助け合おう」が決まりました。この目標のポスターを皆で作成して各階に掲示しました。
星美祭の時には、「あなたにとって友達とは?」というテーマのもと、星形の紙に多くの方々からメッセージを書いていただきました。本学学生だけでなく、星美祭を訪れたお客様からのメッセージもありました。いろいろな年代で、友達、助け合いの形や思いは様々だと感じました。
学生のメッセージの中で特に多かったのは、「宝物」「大切な人」「なくてはならぬ存在」などでした。
たくさんの素敵なメッセージをありがとうございました。来年もまた違った形でご協力をお願いすると思います。変わらずご協力ください。
教育プロジェクト委員長 佐川 千尋
副委員長 中里 愛実
教育プロジェクト委員長
2012年から短期大学学生の教育プロジェクトは、「星美学園の学生らしさ」を求めて、「SEIBIスタイル」という大きなテーマのもとに、毎年の標語と行動目標を考えてきました。
その年の委員の学生により、短大生活の中での関心事を扱うことが多かったのですが、最近の2~3年はドン・ボスコやピーノも登場し、自校意識が根付いている様子が見られます。
今年の学生たちは、サレジオ会のストレンナ2017「私たちは家族!“家庭”は命と愛の学び舎」に沿って、~We are family感謝の気持ちを忘れずに~という標語を決め、広報活動をしてきました。
この標語のもとに、「あなたにとって家族とは?」と全学生に問いかけるために、星美祭のテーマ「Seibi Is Family~みんなで手をとりあって笑顔になろう~」とも連動させることになりました。星美祭では、花形に切り抜いた色紙を用意して、訪れた方々に、家族への感謝の気持ちを書いていただきました。色とりどりのお花で、壁面をいっぱいにする企画でした。
「私たちのテーマ」
「感謝の気持ちのこもったお花」
その後、星美祭の企画の中で、とりわけ素敵な言葉を書いてくださった本学学生を、1月の聖堂修礼の日に表彰しました。
「学長より表彰」
「受賞の記念品をいただきました」
サレジオ会総長の「サレジオ家族の一員である皆さんには、それぞれの家庭に美しさと、大切な価値があることを語る使命があるのです。」とのメッセージを、学生たちは自然に、心で受け止めているようです。
受賞者には皆からたくさんの拍手が送られました。
2016年度学生の「教育プロジェクト」は以下のような目標で実践されました。
~Let’s challenge with ピーノ~
START あなたは何から始めますか?
積極的に何事にも挑戦していく星美の学生像を目指して、それぞれが今行動しようと呼びかける内容です。 各階にポスターを掲示し、行動目標としました。
星美祭は「START~ピーノと共に冒険の旅に出かけよう~」というテーマで開催されました。教育プロジェクトでは、このテーマに沿って、学生と教職員に、何にチャレンジしたか、どのような行動に移したかを問いかけ、木の葉のカードに記入してもらい、大きな木を形作りました。
その中から、よいチャレンジを選び、「学長賞」「副学長賞」「学科長賞」として、後期の聖堂修礼の際に表彰し賞品を贈って、皆でたたえました。
本年度、教職員と学生がチャレンジするプロジェクトのテーマは、次のように決まり、一年間実施されました。
ドン・ボスコのような人になろう
~他人に愛をもって接し、自ら小さい人に手を差しのべる~
「小さい人に手を差しのべる」とは、「困っている人、落ち込んでいる人、つらそうな人に気づき、優しい気持ちで接する」といった意味があります。
自分のことばかりではなく、人の気持ちを思いやって、できることから行動に移すことを目標にしました。
例年のように、各フロアにテーマのポスターを掲示し、意識付けをしました。各学年の教育プロジェクト委員が、工夫を凝らして美しいポスターを作成しました。
後期講義終了を前にして、プロジェクトの活動についてのアンケートを実施し、1月の聖堂修礼・学長講話の際に発表しました。
①②の質問について、5段階評価でどのくらい達成できたかを答えていただきました。
2014年度、教職員と学生がチャレンジするプロジェクトのテーマは、次のように決まり、一年間実施されました。
周りの人に感謝し、思いやりのある学生になる
一人の大人として責任感を持って行動する
昨年は、「星美Style2014 ~Next step~」というテーマで活動しました。今年度は、さらに、「より深い思考に基づいた、星美学園短期大学の学生らしいふるまいを追求しよう」、という思いが「Considerate Conduct」に、こめられています。
本年度は、ポスターもひんぱんに更新するなど、例年より活発な活動が行われました。
また、他者の「Considerate Conduct」によって今の自分があることをより深く自覚することを目的に、赤ちゃんのころ、子供の頃の写真を持ち寄ってもらって掲示する企画を実施しました。
本年度、教職員と学生がチャレンジするプロジェクトのテーマは、次のように決まり、一年間実施されました。
周りの人に感謝し、思いやりのある学生になる
一人の大人として責任感を持って行動する
昨年は、「星美Style2013 ~each step~」というテーマで活動しましたが、これを受けて、さらに、「次の」ステップに、という思いが「Next」に、こめられています。
本当に星美学園短期大学の学生らしい、品格ある学生でいるために必要なことは、何なのでしょうか。
プロジェクトでは討議の末、「新しい星美学園短期大学のスタイル」をイメージすることをめざしました。今の私たちに必要な、他者を思いやる気持ちからスタートする立ち居振る舞い、行動を模索してゆきたい、それが「Next Step」に込められた気持ちです。
昨年に引き続き、そんな「スタイル」に近い学生を表彰するという試みも行いました。
学長先生の講話に続いて、何人かの学生が表彰されました。
「星美スタイル」には2013という年度が付けられています。2014年度には、より内容の深い「星美スタイル」が追い求められることを祈っています。
品格のある大学生になる
周りを意識し、思いやりを持って行動する
今年のプロジェクトでは、私たち星美学園短期大学に連なるもの一人一人が、より高い意識を持って、共同体を作ることをめざしました。
残念ながら、キャンパスでも、教室の中でも、眉をひそめるような姿を見かけることがあります。それは、たとえばゴミの分別のしかたであったり、細かなことも多いのですが、ちょっとこれはまずい・・・・と思われる場面もないわけではありません。その都度教職員の皆さんは注意をするのですが、そんなことが無くても、いつも端正な学生でいることができたら、すばらしいことでしょう。
そのために、何が必要でしょうか。プロジェクトでは討議の末、「理想的なスタイル」をイメージして、それに近づこうと努力することをめざすことにしました。
私たちは何が星美学園短期大学らしい「スタイル」か、論議しながらすこしずつそれに近づこうと思いました。その思いが評語「星美スタイル」に籠められています。
一月には、そんな「スタイル」に近い学生を表彰するという試みも行いました。
お御堂の学長先生の講話に続いて、専攻科の学生が表彰されています。
この「星美スタイル」には2012という年度が付けられています。2013年度にはより内容の深い「星美スタイル2013」が追い求められることを祈っています。
という思いを大切に。
今年のプロジェクトのキーワードは"大切"です。それは「重要なこと」の意味ですが、もともとの由来は、「緊急を要するさま」という意味から「かけがえのないもの」へと転じ、次第に「心から愛する」の意味にも使われるようになったようです。ちなみに1603年のポルトガル語の辞書には、「大切」が「愛」と訳されています。(語源由来辞典)
そこでこのプロジェクトを生きることによって、私たちの周りにいる人たちに次のようなメッセージを伝えたいと思っています。
・あなたは大切にされている存在です。
・私はあなたを大切に思っています。
・大切にすることは愛することです。
昨年度を終える直前に、東日本大震災という日本の歴史に残る大災害がありました。新入生の中には被災地から大きな不安を抱えたまま入学してきた学生たちもいます。在学生や教職員でも親類や友人が被害に遭われた方々もいます。そんな中で上記のメッセージを伝えていきたいと思っています。そして、
私は"大切にされている"という思いを大切にするので……をします。
私は"あなたを大切に思っている"という思いを大切にするので……をします。
と具体的に実行に移していくことができます。こうして「神の愛(ご大切)」を伝え合うことによって皆が「星美に入学して良かった」、「星美で働けて幸せ」とう思いをもてますように。
~言葉に温もりを…~
このテーマは、「私たちが普段口にする言葉に温もりを込めることによって、人を思いやる心を育てていくことができたらいいな」という思いを込めて考えました。
また今年のテーマを基に「言葉に温もりマイルール」を募集しています。「言葉に温もりマイルール」とは、日頃から相手と話をする時にどのような言葉を使い、相手に思いやりや温もりを込めて話をするために心掛けている自分のルールです。そして、集まったものを「温もりの言葉マイルールの木」として展示し、少しずつ葉っぱを増やしながら皆様とご一緒に木を育てていきたいと思っています。
後期には、皆様から募集をいたしました「言葉に温もりマイルール」の中から選ばせていただいたものを「実際にやってみよう運動」として皆様に行っていただきたいと考えています。
いろんな気持ち 伝えることから始めよう
このテーマには、「小さなことでも相手に伝えられたらいいな」という思いが込められています。
自分の素直な気持ち(嬉しい、悲しいなど)を相手に伝えて、思いを分かち合えるといいですね。
教育プロジェクトチームは、2009年星美祭で、
「川柳deいろんな気持ち伝えようコンテスト」を行いました。
応募作品の中から、投票の多かった作品をご紹介します。
●学生の部
●一般の部
投票の多かった作品のみなさん、おめでとうございます。
この気持ちが、伝わるといいですね。
この4作品の他にも、たくさんの「今、伝えたい気持ち」を表した作品の応募がありました。応募・投票に参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
「川柳deいろんな気持ち伝えよう」コンテスト表彰式が行われました
2010年1月30日(土)、星美学園短期大学創設50周年の開幕を記念する「ドン・ボスコ☆FESTA」の中で、今年度の教育プロジェクトの締めくくりとして、表彰式が行われました。
審査員の一人には、スペシャル・ゲストとして、創立者ドン・ボスコに扮した学長先生も登場して、会場がなおいっそう喜びと祝いの雰囲気に包まれました。
●受賞作品と受賞者